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高校生による設計・デザイン

清水みなとダイニングの空間を設計するのは、静岡県立科学技術高等学校 科学技術Ⅲ類(工業科) 建築デザイン科の生徒たち。本プロジェクトの主旨に賛同した生徒による自主参加です。建築デザイン科は、さまざまなコンクールに参加しており、建築甲子園で優勝しており、建築デザインを志す日本有数の高校生たちです。

​会場は清水駅東口広場。JR清水駅東口徒歩0分という利便性の高い場所にありながら、年間15日程度しか利用されていない広場を、高校生のチカラで変えます。

高校生と私たちの出会い

清水駅周辺地区の人口減少、高齢化、中心市街地の空洞化などの都市・地域課題を、遊休不動産などの空間資源を活用しながら解決する「リノベーションまちづくり@しみず」のシンポジウムで出会いました。私たちは、同じ課題を共有するだけでなく、その解決のための手法も共有していることから、今回のプロジェクトを実施することになりました。

※リノベーションまちづくりとは「遊休化した不動産を活用してその地域に求められている産業を生み出し、まちを活性化していく」補助金に依存しない民間による活動です。

紙の上のアイディアを、まちでカタチにする!!

高校生の設計アイディアは、自由で斬新で人を引きつける夢に溢れています。私たちオトナの役割は、高校生の「紙の上のアイディアを、まちでカタチにする」ことをサポートすることだと考えました。材料、施工、資金、時間、さまざまな要素を高校生にわかりやすく示しながら、ビジネス可能な場所にリノベーションします。また、運営に参加する大学生とも関わりながら、若者のチカラで具現化します。

若者が夢を叶えるまちに

私たちのまち「清水」も多くのまちと同様に、若者が東京に行ったきり帰ってこない状況が続いており、人口減少が進んでいます。私たちは若者の流出が止まらない理由を「若者に夢を叶えられる場所として選ばれていないこと」だと考えました。若者がまちを知り、さまざまな人たちと熱いキモチで交流し、一緒に達成して喜び合うことが、まちを愛することになり、それが地域の未来に繋がっている。本プロジェクトのような「小さいけれども、市民の手で持続可能な事業」を、若者と共につくりあげていきます。

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